新型インフルエンザ? Ministry第二号 |
が、当然ながら、やがて参会者に「先生、何してるンですか?」と問われ、事情を話さざるをえなくなり、心配をかけてしまった。「教会のおふくろ」M子さんが、「そんなんじゃ小さすぎますよ」といって、台所へ行き、氷をざっくざくに積めたビニール袋を作ってきてくださった。確かにこれのほうが数倍冷える。
そのおかげもあって、聖書会の学びに熱中している間は、まったく頭痛のことは忘れていた。エゼキエル書を今日で完了。夏休み前にちょうど終われて良かった。これまでで一番難解な書と感じたエゼキエル書。参加者の皆さんも、僕も、お互いよく頑張りました。学べてよかった!という充実感が広がる。
会が終わったあと、「先生はやくお医者さんに行ったほうがいいですよ」と皆さんに言われたので、近所の内科数軒に電話するが、午前の診察受付は軒並み終了。では一寝入りしてからにするかと横になる。1時間ほどたって汗びっしょりで目が覚めた。顔が熱い。熱をはかると39.1度でビックリ。午後2時をまわっていたので、診察を開始しているISクリニックへ。
診察室へ入ると、お医者さんはすぐに「カナダやアメリカに最近いかれましたか?新型インフルエンザの検査をしたほうがいいですね」。
え?まったく予期していなかった疑いにびっくり。検査は鼻の奥の粘膜を、長い綿棒のようなもので取るだけ。待合室で結果が出るのを待たされる。待っている約10分間、ここ数日間に接触した人たちの顔が次々と浮かんでくる。「こりゃ、大変な迷惑をかけてしまう・・・ 」と不安が胸をよぎる。
幸い、新型インフルエンザではなく、ほっとする。感謝!
薬を処方してもらって帰宅。その効果はテキメンで、熱は下がり、今日はほぼ通常通りの働きができた。まだリンパにおいて悪者との戦いは続いているようで、軽い痛みがあるが、熱はほぼ平熱に戻っている。今も、木曜夕礼拝の奨励を終えてきたところだ。
さて、ここからは雑誌の紹介です。
もっと早くにしようと思っていたのですが、キョジン牧師に先を越されました。
ロスジェネ世代の牧師たち
彼はいつも仕事はやいっす。脱帽!
(おっと、映画『扉をたたく人』の紹介も、彼のほうが見たのは1週間以上あとなのに、もう書いてくれてます。再度脱帽!こちらをお読みの上、ぜひ映画館へ。)
Ministry公式サイト
「日本の説教者」ロングインタビューは、徳善義和先生。
僕もそのインタビューに同席させてもらいました。
実に楽しい3時間でした。
先生の話題の豊富さと、関心の広さには圧倒されました。そして記憶力もすごい。人名などでも、よくありがちな「え~となんという人だったかなあ?」なんてことは一切ないのです。事柄の描写も詳細。そして、話がどんどん脱線していくかのように見えて、ちゃんと最初の論点に戻ってくるようになってます。
日本のルター研究の第一人者。著書、訳書は山のごとし。大学・神学校での重責も担ってこられた上に、元NCC議長。これだけすごい業績を残してきた人だと、過去の手柄話に終始してもおかしくないところだが、昔の話を延々聞かされる、という感じではなくて、中味がフレッシュなのです。たとえばルター研究においても、最近出た最先端の研究書をすぐ入手して既に目を通していて、そこから学べる点は何かという話になる・・・すごいなあ。やっぱり良い仕事を高い次元で続けてきた人というのは、探究心や好奇心が滾々とわきあがって尽きることなく、そしてまた、人との関わりに柔軟性を持ってるんだなあ、と思いましたよ。
インタビューの最後に、雑誌Ministryや、それを読む世代の人たちに向けての言葉を求められて、「やっぱり楽しんでやってもらいたいね。楽しくなくちゃ、大変な仕事だからこそ」とおっしゃられたのが印象的でした。
心から楽しんでやりましょう。