オンボロ自転車で森の中を失踪・・・じゃなくて疾走 |
若いもんは元気がよくてうらやましいのぉ~ (と、はるか遠くに青春をみやる老人の表情で。)
イースター休暇というにはあまりにもささやかだけれども、復活日の翌日(Easter Monday)ぐらい何も仕事せず、ゆっくりしたいと思った。昨晩は、一瞬だが、雲取山にでも歩きに行こうかな、と考えた。奥多摩にもしばらくご無沙汰していることだし。
が、昨晩は録画しておいたサッカーのビデオなど見て、かなり夜更かししてしまったので、朝起きたら7時過ぎ。これじゃ山に行くには遅すぎる。
てなわけで、結局、朝食のあと牧師室へ行って、1時間半ほどあれやこれやした後、自転車で狭山丘陵をめぐることにした。
狭山丘陵は、わが町東大和の背後にある。ボクからすれば、「裏の森」という感じだ。公園として整備されており、こどもと歩くには絶好のコースなので、我が家のこどもらが小さい頃は、よく行ったものだ。ここ数年は、西武ドームに行ったり、多摩湖の東半分の周回コースを自転車で走ったりすることはあるが、多摩湖の西半分と狭山湖にはご無沙汰である。
のどかな春の日差しの中、団地東通りを北に向かい、郷土博物館の横の坂道をのぼって多摩湖周遊路へ。
ウィキペディアによれば、「狭山丘陵は、埼玉県と東京都の都県境に広がる東西11km・南北4kmに広がる総面積約3500haの丘陵緑地である。都県境を挟んで埼玉県所沢市・入間市から東京都東村山市・東大和市・武蔵村山市・西多摩郡瑞穂町にまたがっている。東京都の水瓶として造られた狭山湖(山口貯水池)と多摩湖(村山貯水池)の水源保護林があったために、東京近郊としては稀有な広域の自然が残っている。」
狭山丘陵の地形をあらわした模型を見ると本当に面白い。武蔵野台地の、多摩川にむかってなだらかに傾斜している平らな土地の中に、大きな靴の形のように丘陵が盛り上がっているのだ。緑の島のようにも見える。この丘陵を利用して、水道用の貯水池をつくった人々の知恵は大したものだ。そして、狭山湖と多摩湖という二つの貯水池があったからこそ、周辺の都市化が急激に進む中でも、この緑豊かな森がそのままの姿で守られてきたのだ。そうでなかったら、この丘陵にも醜い虫食い状に開発が及んでいたことだろう。
多摩湖の西側で、多摩湖周遊路と都道55号が接するところで、55号に入り「かたくりの湯」までくだり、そこからは細い砂利道へ。デコボコ道だが、車やバイクは入ってこれないし、ウォーカーやランナーたちと時折すれ違うだけ。うぐいすの鳴く声と、木々のまだ幼い淡い緑を堪能しながら、ぐんぐん走る。少年時代に、保土ヶ谷カントリークラブの周りの田舎道を走っていた頃の感触がよみがえる。
六道山公園では、展望台にのぼってあたりを睥睨。立川、瑞穂、横田基地、青梅、奥多摩の山並み、東側には西武ドーム、新都心、多摩川の向こう側の丘陵、などを見渡して、しばしくつろぐ。
さいたま緑の森博物館の前でひと休み。ここは本当に良いところだ。自転車をとめて、展望の丘にあがってみた。入間と所沢の町をみおろす丘の上には、大きなエゴノキが一本。木陰に寝そべると最高に気持ちよい。「そうだ。今度ひまな日に、分厚い本を一冊もってきて、ここで一日寝そべりながら本を読もう!」と思う。
家に帰る途中、カラケン先生のブログにあった地図Zというマップをふと思い出した。あれを使えば走行距離もわかるんじゃないかな?
で、やってみた。
こりゃおもしろい!
「マップ彦」と呼ばれるぐらい地図好きの小生としては、なんとも楽しい作業。いいもの教えてくれて、ありがとう、Rev.Kenta!
でも、ここにアップしようとしたら、「セキュリティ上使用できません」だって(涙)。なんでやねん?
今日のコースを地図に表示したところ、走行距離は約30キロであることが判明。へえ、そんなに走ったんだ。ちょっとびっくり。買って14年もたつ、(たしか1万2千円ぐらいだった)シティサイクルでの、2時間ほどのサイクリング。それも途中、あれこれ寄り道しながら。それでもこんだけ走れるんだね。
こりゃ、いい自転車もってたら遠くに行きたくなっちゃうだろうなぁ。
(おまけ)春の狭山丘陵をビデオで見る