2008年 09月 27日
マリンバと和太鼓のひびき<めぐみ音楽会> |
音楽を愛し、賛美を愛するめぐみ教会ですが、なぜか今まで「音楽会」あるいは「音楽伝道集会」をやったことがありませんでした。一つの理由は礼拝堂に十分な広さがないということであったかもしれません。
しかし、今回、伝道計画グループが2008年の伝道的な行事を企画するにあたって、当初予定していた美術展をとりやめ、音楽家を招いての集会にすると決断したことによって、初の「めぐみ音楽会」開催となりました。
リーダーの柳川長老の挨拶に続いて、マリンバ演奏の第一部。
マリンバはチャン・エリョンさん(日本名 野田 愛さん) ピアノ伴奏は藤岡弘子さん
第一部
中国の太鼓(クライスラー)
Without love, we have nothing (スティーヴンス&マーティン)
愛のあいさつ(エルガー)
チャルダッシュ(モンティー)
アメイジング・グレイス
アメイジング・グレイスを演奏する前に、彼女は神様の不思議な導きを証言してくれました。彼女のおばあちゃんが、戦争直後、朝鮮の方たちが長く続いた日本の苛烈な支配のあとで日本人への憎しみで溢れている中、ある日本人女性をかくまい、養い、帰国の助けをしてあげたそうです。後年、エリョンさんがマリンバを学ぶ為に日本に来た時、ふと目についた大宮の教会で暖かく交わりのうちに迎え入れられました。奇しくも、その教会が韓国との交流を築こうとしていたところでした。彼女はやがてそこで知り合った日本人の男性と結婚することになります。また、日本でマリンバ奏者として活躍する道が開かれていきました。
エリョンさんは、神様がおばあちゃんの愛の行為に目をとめて、その実りとして、自分に道を開いてくださったと感じるそうです。本当にAmazaing Grace (くすしき みめぐみ)ですね。彼女の証しを聞いた後にきく静かなアメイジング・グレイスは、彼女自身の魂からあふれでる賛美となって、聞く者の心に深く沁みいるものでした。ピアノ伴奏の藤岡さんも非常にすぐれた伴奏者で、二人の息がぴったりあっていました。
さて、ここで舞台は和太鼓演奏の場へと急転換。われらが柳川立行君の登場です。
今回は、バラエティに富んだ太鼓を少しずつ披露してくれました。
まずは桶太鼓で、彼の創作した「全ての兄弟によろしく」。肩からさげて、ばちを左右に早く動かしながらたたく桶太鼓は、音的にも視覚的にも非常にダイナミックで、オープニングにぴったりです。僕は特にこのタイトルが気に入りました。まるでパウロのようではありませんか。
お次は、神様の恵みが大地に降り注ぐ様子を思い浮かべながらつくったという「恵みの雨」。続いて、三種類の太鼓を駆使しての「巡霊」。これは、聞く者の霊がふるい起こされ、体中を霊が巡るような曲であるとのこと。本当に、聞いていて体が熱くなるような感じを味わいました。
三宅島に伝承されてきた伝統的な「三宅」。この曲は僕らにはおなじみで、いつもは3人とか4人で演奏するのを聞いてきましたが、今日の一人での演奏も聞き応えがありました。たたいている方は大変でしょうが。おわりに、みんなで「アメイジング・グレイス」を合唱。
休憩のあと、マリンバ演奏の第二部。
オブリビィオン (ピアソラ)
リベルタンゴ (ピアソラ)
エル・クンバンチェロ (エルナンデス)
白鳥 (サンサーンス)
主の祈り (マロッテ)
1曲目は、新潟中越沖地震のあと、被災者の方を励ますために演奏に行った先で知らされた、演奏会前日に地震の被害にあわれた方のことを話してくださり、その人にこの曲をささげますと言って演奏を始められました。ピアソラの哀愁をこめたメロディーが印象的でした。
エル・クンバンチェロでは、速打(?)の妙技を堪能しました。よくぞあんなにはやく手が動くものです。しかも正確に音をはずさずに。どれだけの修練をすると、あのように弾けるようになるんでしょうね。小柄な彼女が、時にぴょんぴょん飛ぶように、また時に力強く、右に左にと絶えず動きながら演奏するさまは圧巻でした。
プログラムの最後は「主の祈り」。あの有名なマロッテの曲です。これは独唱や合唱ですと、ともすると上がり下がりするメロディの美しさに心がもっていかれ、過度に情緒的になったりしがちですが、マリンバの静かな演奏は、聞く者の心の中に主の祈りを導いてくれるような気がしました。少なくとも僕は、非常に集中して主の祈りを祈ることができました。
鳴りやまぬ拍手で、エリョンさんが一人で舞台に戻ってきました。アンコールはマリンバだけでやるのかな、と思ったら、エリョンさん突然、「もしいやでなかったら、太鼓と一緒にやってみたいです」と言い出しました。
立行君、嬉しさのあまりスキップして、跳ね躍りながら前に出てきました。エリョンさんのリクエストは、「霊のために作った曲をお願いします」。まったくの即興です。さあどうなるでしょう?
YouTubeに動画をアップしました。演奏の途中からですが。
http://jp.youtube.com/watch?v=xc7wC-womZs
すごい! 二人ともすんばらしい迫力です。スリリングな演奏!
こんなライブ体験ができた今日の来場者は幸せでしたよ。
いや、いいもの見せてもらいました。
どうもありがとう。エリョンさん、藤岡さん、立行君。
そして、このように音楽会を祝してくださった神様に感謝します。
しかし、今回、伝道計画グループが2008年の伝道的な行事を企画するにあたって、当初予定していた美術展をとりやめ、音楽家を招いての集会にすると決断したことによって、初の「めぐみ音楽会」開催となりました。
リーダーの柳川長老の挨拶に続いて、マリンバ演奏の第一部。
マリンバはチャン・エリョンさん(日本名 野田 愛さん) ピアノ伴奏は藤岡弘子さん
第一部
中国の太鼓(クライスラー)
Without love, we have nothing (スティーヴンス&マーティン)
愛のあいさつ(エルガー)
チャルダッシュ(モンティー)
アメイジング・グレイス
アメイジング・グレイスを演奏する前に、彼女は神様の不思議な導きを証言してくれました。彼女のおばあちゃんが、戦争直後、朝鮮の方たちが長く続いた日本の苛烈な支配のあとで日本人への憎しみで溢れている中、ある日本人女性をかくまい、養い、帰国の助けをしてあげたそうです。後年、エリョンさんがマリンバを学ぶ為に日本に来た時、ふと目についた大宮の教会で暖かく交わりのうちに迎え入れられました。奇しくも、その教会が韓国との交流を築こうとしていたところでした。彼女はやがてそこで知り合った日本人の男性と結婚することになります。また、日本でマリンバ奏者として活躍する道が開かれていきました。
エリョンさんは、神様がおばあちゃんの愛の行為に目をとめて、その実りとして、自分に道を開いてくださったと感じるそうです。本当にAmazaing Grace (くすしき みめぐみ)ですね。彼女の証しを聞いた後にきく静かなアメイジング・グレイスは、彼女自身の魂からあふれでる賛美となって、聞く者の心に深く沁みいるものでした。ピアノ伴奏の藤岡さんも非常にすぐれた伴奏者で、二人の息がぴったりあっていました。
さて、ここで舞台は和太鼓演奏の場へと急転換。われらが柳川立行君の登場です。
今回は、バラエティに富んだ太鼓を少しずつ披露してくれました。
まずは桶太鼓で、彼の創作した「全ての兄弟によろしく」。肩からさげて、ばちを左右に早く動かしながらたたく桶太鼓は、音的にも視覚的にも非常にダイナミックで、オープニングにぴったりです。僕は特にこのタイトルが気に入りました。まるでパウロのようではありませんか。
お次は、神様の恵みが大地に降り注ぐ様子を思い浮かべながらつくったという「恵みの雨」。続いて、三種類の太鼓を駆使しての「巡霊」。これは、聞く者の霊がふるい起こされ、体中を霊が巡るような曲であるとのこと。本当に、聞いていて体が熱くなるような感じを味わいました。
三宅島に伝承されてきた伝統的な「三宅」。この曲は僕らにはおなじみで、いつもは3人とか4人で演奏するのを聞いてきましたが、今日の一人での演奏も聞き応えがありました。たたいている方は大変でしょうが。おわりに、みんなで「アメイジング・グレイス」を合唱。
休憩のあと、マリンバ演奏の第二部。
オブリビィオン (ピアソラ)
リベルタンゴ (ピアソラ)
エル・クンバンチェロ (エルナンデス)
白鳥 (サンサーンス)
主の祈り (マロッテ)
1曲目は、新潟中越沖地震のあと、被災者の方を励ますために演奏に行った先で知らされた、演奏会前日に地震の被害にあわれた方のことを話してくださり、その人にこの曲をささげますと言って演奏を始められました。ピアソラの哀愁をこめたメロディーが印象的でした。
エル・クンバンチェロでは、速打(?)の妙技を堪能しました。よくぞあんなにはやく手が動くものです。しかも正確に音をはずさずに。どれだけの修練をすると、あのように弾けるようになるんでしょうね。小柄な彼女が、時にぴょんぴょん飛ぶように、また時に力強く、右に左にと絶えず動きながら演奏するさまは圧巻でした。
プログラムの最後は「主の祈り」。あの有名なマロッテの曲です。これは独唱や合唱ですと、ともすると上がり下がりするメロディの美しさに心がもっていかれ、過度に情緒的になったりしがちですが、マリンバの静かな演奏は、聞く者の心の中に主の祈りを導いてくれるような気がしました。少なくとも僕は、非常に集中して主の祈りを祈ることができました。
鳴りやまぬ拍手で、エリョンさんが一人で舞台に戻ってきました。アンコールはマリンバだけでやるのかな、と思ったら、エリョンさん突然、「もしいやでなかったら、太鼓と一緒にやってみたいです」と言い出しました。
立行君、嬉しさのあまりスキップして、跳ね躍りながら前に出てきました。エリョンさんのリクエストは、「霊のために作った曲をお願いします」。まったくの即興です。さあどうなるでしょう?
YouTubeに動画をアップしました。演奏の途中からですが。
http://jp.youtube.com/watch?v=xc7wC-womZs
すごい! 二人ともすんばらしい迫力です。スリリングな演奏!
こんなライブ体験ができた今日の来場者は幸せでしたよ。
いや、いいもの見せてもらいました。
どうもありがとう。エリョンさん、藤岡さん、立行君。
そして、このように音楽会を祝してくださった神様に感謝します。
by boxy-diary
| 2008-09-27 21:36
| 行事