ルター新訳&ぶどう一房&チラシ配布中 |
深井智朗氏が新しく訳した「95箇条の提題」と、いわゆる「宗教改革三大文書」が、講談社学術文庫から出ました(1300円+税)。これは手許に置いておくといいですよ。お勧めします。
講談社BOOKクラブ
深井先生には先週末の、聖書神学校修養会に来て頂きました。プロテスタンティズムとは何か、現代における宗教改革の意義は何かと鋭く問いかけるハイ・クオリティの講演に、学生たちも大いに興奮していました。(こういう神学的興奮の共有が、神学校生活の醍醐味なんですよね。)
深井先生は僕がT神学大学の3年次に編入学した春に、高校を出てすぐ1年次に(紅顔の美少年として)入学してきたという同窓生で、その頃から勉強のよくできる人だと知っていましたが、本当に力のある人なんだなあと改めて実感しましたよ。
今週はドイツで行われる宗教改革記念シンポジウムで講演する、ということでした。すごいなあ。
いくつもの賞を受賞している第一級の学者であり、若い人にキリスト教を講じる教育者であると共に、東洋英和女学院院長という重責も担っていて、アドミニストレーションにも多忙。今後も長く日本のキリスト教界のために活躍してくれることを期待しています。そうそう、いくつかの新聞の宗教改革500年関連記事でも、彼がプロテスタント代表として発言していましたね。東京新聞の記事にも彼のコメントが紹介されていました。
そういう忙しい先生に講演に来て頂けたのは、本当に幸いなことでした。
さて、我がめぐみ教会恒例のチャリティ・バザー、「めぐみ祭(まつり)」はいよいよ今週金曜日、文化の日。
ところが、29日はまた台風来襲の影響で大雨。本当によく雨が降る10月でした。教会員の方々による近隣へのバザーチラシ配布もなかなか進まず、未配布地域がたくさん残っています。
ここは牧師の出番――というわけで、今日は午前中もせっせとポスティング。幸い今日は、教会の集会も神学校や短大の授業もありません。午後も歩きます。
そきほど外から教会に戻ってきたら、会堂前のぶどう棚に小さな一房を発見。かろうじて枝から落ちずに、風に揺れています。
あまりのみすぼらしさに、なんだか愛おしくなるような・・・
歩道拡幅工事の際に「光男さんのぶどう」を新しい苗木2本に植え替えてから暫くたちますが、いまだ豊作に至っておりません。土地が合わないのでしょうか。それにしても、光男さんぶどう(ポートランド種)は強くて、甘くて、実り豊かだったなあ。
まあしかし、今の苗木2本のことも、待ちましょう。
イエス様の「いちじくの木の譬え」を思い出します。「ご主人様、今年もこのままにしておいてください。肥しをやってみます。来年は実がなるかもしれません」と執り成してくれる園丁。それは、実らない人間になお期待をかけ、愛し続けてくださるキリスト御自身の姿。
ぶどう棚を眺めていると、いつしか神さまの愛へと思いが至る
11月3日のバザー、来てくださいね! 朝10時半から午後2時までです。
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