3月11日の集い |
いろいろな場所で、いろいろな仕方で、集いが行われるでしょう。
あの日のことを思い起こし、亡くなった多くの方々を追悼し、今も苦しんでいる方々との連帯を表明し、共に歩んでいくことを決意して祈る。
また、原発事故という現実をまっすぐにみつめ、今われわれの社会が問われていることを根本的に考える。そういう日になることを願います。
カンバーランド長老教会でもこの日に集いを持ちます。
3月11日午後3時半より。場所は、神奈川県大和市南林間にある高座教会です。小田急江ノ島線の南林間駅徒歩2分です。
特にカンバーランドの信徒向けというわけではなく、クリスチャンの方限定という趣旨でもまったくなく、すべての祈りたい人向けの集会ですので、小田急沿線の方や大和市に近いところに住んでおられる方々はぜひどうぞ。
日本中会公式ホームページにも案内が出ています。そのページからリンクがはられているのですが、11日に祈るリタニー(連祷)の英語版が、カンバーランド長老教会本部(米国)のサイトに掲出されています。
英語で祈りたいという方はそれをご覧ください。
日本以外の各地でも、これを用いて11日の礼拝の中で祈りがなされる予定です。嬉しいことです。
この英語版は、私が粗訳をしたものをメンフィスの本部スタッフに送ってキレイにしてもらったものなので、個人的な思い入れがちょこっとあります。
今、当日使うパワーポイントの資料を作っているところです。タスクフォースからの派遣で、仙台のエマオ(日本キリスト教団東北教区被災者支援センター)で長期ボランティア中のYYさんに、エマオ関係の報告をしてもらう予定だったのですが、彼女は11日を現地で過ごしたいということで(その思いはよくわかります)、僕が発表係になって、彼女から送られてきた写真と報告文を使って、仙台・石巻における被災地支援の働きを紹介することになりました。(今週、東北各地をまわっているSさんにも補足してもらう予定。)
彼女からの写真とコメントの一部をお見せしましょう。
「日和山という石巻にある高台から撮影したものです。地元の人がしっかり自分の目で見るべきだといって、連れていってくれました。日和山は石巻が見渡せる場所です。ここから見える景色。今はほとんどが何もない状態ですが、以前は家がたくさんありました。ここには住む事は今は政府に禁じられています。それでもここに戻りたいという人も多くいます。」
「瓦礫の集積所です。石巻では本当にたくさんの瓦礫が山になっています。焼却は全然追いつきません。この隣には車が山済みになっています。これらを処分するにはまだまだ時間が必要です。」
「石巻の空です。この写真は本当にわたし個人の自己満足です。わたしは空が大好きです。今まで何度か被災地を訪れましたが、被災地を見に行く日はいつも必ず青い空が一面に広がっています。はじめて石巻や、荒浜に訪れたときも。美しい青い空でした。自然って時に恐ろしいけど、やっぱり美しいなっておもいます。」
大学生YYさんからのレポートを感謝しています。
11日。
厳しい現実を直視し、辛いことも誠実に考えると共に、美しいものを見て「やっぱり美しいな」って感じたい。喜怒哀楽の感情を深くして、その深さにおいて、希望を共有できますように。