2017年 03月 31日
いつもの道を通っていたら |
ある方から頂いたお手紙に、「『十字架を見つめよう』を今年の手帖に書きとめました」という追伸が!
へたくそな賛美歌歌詞を書いたところで誰が見てくれるのだろうか、といういじけた思いを抱えているものですから、ことばを受け止めてくださった方が一人でもいてくださったこと、それをさりげなく伝えてくださったことに感激して、しばらく幸福感に浸っておりました(笑)。
で・・・まさに「豚もおだてりゃ木に登る」でありますが・・・先日の賛美歌工房に提出した二作品のうちの一つをここに掲載しようと思ったわけです。工房で仲間から意見を言ってもらい、そこで受けた指摘を参考にして手直しをした後のものです。
ここに歌われている内容は、おそらく皆さん経験としてお持ちでしょう。それは、聖書の中にも見られます。しかもそれが、歴史の転機を作るような重大局面で起こるのです。なので、<我々の日常的経験が、聖書の証言によって神さまとの関係の中に置かれた時、深い驚きや喜びが生まれる>という信仰のプロセスを歌にしたものです。
「これが賛美歌か?」と思われるかもしれませんが、神様のなさることへの畏怖や感謝の念を(そこはかとなく)表現しているという点において、広義での賛美歌と言えるのではないか、と自分では思っています。
(「何が賛美歌か」というのは賛美歌学において結構重要なテーマで、その定義の仕方には個人や教派によってかなり幅が出てきます。)
何はともあれ、この歌詞にふさわしくて、かつ歌いやすい、魅力的な旋律がつくのを待っています。(誰でも曲をつけていいんですよ。)
ブライアン・レンが歌詞と曲の関係を飛行機の乗客と飛行機の関係にたとえていますが、「なるほどその通りだ、さすがレン先生」と思います。歌詞は曲という飛行機が運んでくれなければ、遠くに飛んで行くことができないまま、空港に留め置かれてしまうのです。
「いつもの道を通っていたら」
1
いつもの道を通っていたら
ずっと知らずにいただろう
脇道へと迷いこんだ日
恵みの深さを知りました
神さま、あなたの導きは
意外な仕方で訪れる
神さま、あなたの誘(いざな)いは
おそれを発見へとかえる
2
よく知る道を通っていたら
もっとはやく着けただろう
遠回りを強いられた時
まだ見ぬ世界を知りました
神さま、あなたの導きは
思わぬ人からやってくる
神さま、あなたの誘いは
不平を感謝へとかえる
3
この近道をはずれなければ
きっと損はしないですむ
それは豊かなのでしょうか
谷間の泉を知らないで
神さま、あなたの導きは
山坂、砂漠を越えさせる
神さま、あなたの誘いは
涙を賛美へとかえる
(c) Makihiko Arase 2017
へたくそな賛美歌歌詞を書いたところで誰が見てくれるのだろうか、といういじけた思いを抱えているものですから、ことばを受け止めてくださった方が一人でもいてくださったこと、それをさりげなく伝えてくださったことに感激して、しばらく幸福感に浸っておりました(笑)。
で・・・まさに「豚もおだてりゃ木に登る」でありますが・・・先日の賛美歌工房に提出した二作品のうちの一つをここに掲載しようと思ったわけです。工房で仲間から意見を言ってもらい、そこで受けた指摘を参考にして手直しをした後のものです。
ここに歌われている内容は、おそらく皆さん経験としてお持ちでしょう。それは、聖書の中にも見られます。しかもそれが、歴史の転機を作るような重大局面で起こるのです。なので、<我々の日常的経験が、聖書の証言によって神さまとの関係の中に置かれた時、深い驚きや喜びが生まれる>という信仰のプロセスを歌にしたものです。
「これが賛美歌か?」と思われるかもしれませんが、神様のなさることへの畏怖や感謝の念を(そこはかとなく)表現しているという点において、広義での賛美歌と言えるのではないか、と自分では思っています。
(「何が賛美歌か」というのは賛美歌学において結構重要なテーマで、その定義の仕方には個人や教派によってかなり幅が出てきます。)
何はともあれ、この歌詞にふさわしくて、かつ歌いやすい、魅力的な旋律がつくのを待っています。(誰でも曲をつけていいんですよ。)
ブライアン・レンが歌詞と曲の関係を飛行機の乗客と飛行機の関係にたとえていますが、「なるほどその通りだ、さすがレン先生」と思います。歌詞は曲という飛行機が運んでくれなければ、遠くに飛んで行くことができないまま、空港に留め置かれてしまうのです。
「いつもの道を通っていたら」
1
いつもの道を通っていたら
ずっと知らずにいただろう
脇道へと迷いこんだ日
恵みの深さを知りました
神さま、あなたの導きは
意外な仕方で訪れる
神さま、あなたの誘(いざな)いは
おそれを発見へとかえる
2
よく知る道を通っていたら
もっとはやく着けただろう
遠回りを強いられた時
まだ見ぬ世界を知りました
神さま、あなたの導きは
思わぬ人からやってくる
神さま、あなたの誘いは
不平を感謝へとかえる
3
この近道をはずれなければ
きっと損はしないですむ
それは豊かなのでしょうか
谷間の泉を知らないで
神さま、あなたの導きは
山坂、砂漠を越えさせる
神さま、あなたの誘いは
涙を賛美へとかえる
(c) Makihiko Arase 2017
by boxy-diary
| 2017-03-31 23:05
| さんびか