2013年 08月 01日
7月の賛美歌工房への提出作 |
新大久保にある教会の会議室をお借りして、細々と集まっている賛美歌工房ですが、7月にも例会がありました。「作品を持たずには行かない」と一応、自分に掟を課しているので・・・・おそらく作品がなくても、賛美歌集作成のための校正作業などがあるから行かざるをえないでしょうが・・・・数年前に書きとめておいたものに手をいれて、持っていきました。
マルコによる福音書3章31節以下に、イエス様がある家で、集まった人たちにみことばを語っていたところに、「イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた」という場面があります。
伝道活動を始めたイエスのことを世間が「あの男は気が変になっている」と騒ぐので、身内が心配して、連れ戻しに来た、といったことなのでしょう。「外に立ち」、つまり家の中に入って彼のことばを虚心に聞こうとせず、彼のしていることを理解しようとしないまま、「馬鹿なことをやってないで、早く帰っておいで」と告げようとしたのでしょう。
その時イエス様は、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と、敢えて肉親を突き放すような言い方をされたのです。
そして宣言されました。
「ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです」。
まったく新しい家族の始まり。
血縁でつながれた「身内」主義を超えて、霊によって結ばれた、もっと広くて包容力のある家族。
誰にでも開かれた家族。その中心にあるのは神の愛。
家と家との土地の境界線をめぐる争いも、国家と国家の衝突の問題も、「身内」主義の拡大版に思えます。人は「身内」であるところの家族にはとても優しいのに、その外に対しては途端に攻撃的で薄情になる。きっとそれは、「自分の領域」の線の内側なのか外側なのか、ということで思考も感情も行動もスイッチを切り替えるからでしょう。
そんなことをつらつらと考えている時に、この詞を書きました。さて、これは曲を与えられて、賛美歌としてもらえるかな。どこかで誰かが歌ってくれるかな。
拙い作品ですが、どうぞお読みください。
家族になろう
1
家族になろう
家族でいよう
天が開けて 響く声
あなたは我が子 いとしい我が子
さあ今 愛を土台に 家をつくろう
2
家族になろう
家族でいよう
イエスを囲み みことばに
聞き入る人が 家族となった
さあ今 パンをわけあう 家をつくろう
3
家族になろう
家族でいよう
国と国とが 裁き合い
塀をめぐらし 人をへだてる
さあ今 壁をつきぬけ 家をつくろう
4
家族になろう
家族でいよう
地球に乗ったわたしたち
命をはこぶ ノアの箱舟
さあ今 みくにめざして 家をつくろう
(c)2013 Makihiko Arase
マルコによる福音書3章31節以下に、イエス様がある家で、集まった人たちにみことばを語っていたところに、「イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた」という場面があります。
伝道活動を始めたイエスのことを世間が「あの男は気が変になっている」と騒ぐので、身内が心配して、連れ戻しに来た、といったことなのでしょう。「外に立ち」、つまり家の中に入って彼のことばを虚心に聞こうとせず、彼のしていることを理解しようとしないまま、「馬鹿なことをやってないで、早く帰っておいで」と告げようとしたのでしょう。
その時イエス様は、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と、敢えて肉親を突き放すような言い方をされたのです。
そして宣言されました。
「ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです」。
まったく新しい家族の始まり。
血縁でつながれた「身内」主義を超えて、霊によって結ばれた、もっと広くて包容力のある家族。
誰にでも開かれた家族。その中心にあるのは神の愛。
家と家との土地の境界線をめぐる争いも、国家と国家の衝突の問題も、「身内」主義の拡大版に思えます。人は「身内」であるところの家族にはとても優しいのに、その外に対しては途端に攻撃的で薄情になる。きっとそれは、「自分の領域」の線の内側なのか外側なのか、ということで思考も感情も行動もスイッチを切り替えるからでしょう。
そんなことをつらつらと考えている時に、この詞を書きました。さて、これは曲を与えられて、賛美歌としてもらえるかな。どこかで誰かが歌ってくれるかな。
拙い作品ですが、どうぞお読みください。
家族になろう
1
家族になろう
家族でいよう
天が開けて 響く声
あなたは我が子 いとしい我が子
さあ今 愛を土台に 家をつくろう
2
家族になろう
家族でいよう
イエスを囲み みことばに
聞き入る人が 家族となった
さあ今 パンをわけあう 家をつくろう
3
家族になろう
家族でいよう
国と国とが 裁き合い
塀をめぐらし 人をへだてる
さあ今 壁をつきぬけ 家をつくろう
4
家族になろう
家族でいよう
地球に乗ったわたしたち
命をはこぶ ノアの箱舟
さあ今 みくにめざして 家をつくろう
(c)2013 Makihiko Arase
by boxy-diary
| 2013-08-01 11:55
| さんびか