彼のフリーキックは芸術である |
午後3時から中会の神学社会委員会主催の講演会「憲法を変えるって、どういうこと?」@高座教会。
講師は、著名な憲法学者である横田耕一氏。
めぐみ教会では、マルコの会聖書研究があったので、少し遅刻してしまった。
受付にM先生が座っておられて、「今日はたくさん来てくれましたよ」と嬉しそうな顔。
会堂に入ると、確かに、この手の集会としては相当に多いと感じる。
最近は平和講演会への出席が少ないことが珍しくなかったが、やはり「憲法が変えられてしまうのでは!」という危機感を、多くのクリスチャンが抱いているということか。
横田先生は、日本国憲法の基本をわかりやすく解説してくださる。
が、とても早口。それに、相当の毒舌家と見た(笑)。
シニカルな発言も多いが、しかしまあ、憲法をめぐる状況をずっと見てきて、裏も表も知り尽くしていれば、こういう物の言い方になるのかな、とも思う。
自民党改憲案と現行憲法の対照表を見比べながら、憲法9条に現れる「国防軍」創設はもちろんのこと、国民中心から国家中心の考え方へ移してしまうこと、基本的人権の擁護が確実に弱められること(そもそも人権というのは根本的に「基本的人権」なのだ、という指摘はなるほどと思った)など、我々が許してならない憲法破壊がなされてしまうことを学んだ。
こんな憲法改悪が行われてしまったら、この国はもう本当に「いつか来た道」、自己破壊への道へと進んでいくことになるだろう、と改めて思わされるのだった。
96条を改訂して、「過半数の賛成をもって国民投票へ」というのは、憲法を憲法でなくしてしまうことだ。ゆえに、断固として反対。
講演会のあとは、中会の司法委員会。
3人だけの小さな委員会だが、託されている任務は重い。
今日は、『信仰告白』の新版発行の準備。
あと、「会議規定」の翻訳に、見直しが必要ありそうなことがわかった。
僕は「礼拝指針」の用語の確認などが宿題として課されている。
やること多いなあ。
司法委員会が終わると、目の前にある100円コンビニに行って食料調達。
高座教会駐車場で、「今日はドゥトラ選手に会えないかな」と思って、次の瞬間、「そうだ!今日は、ナビスコカップの準々決勝ファーストレグがあるんじゃん!マリノスは鹿島に行ってるんだ」と気付く。
日本代表の3戦全敗ショックもあって、マリノスへの意識がちょっと遠のいていたかな。申し訳ないこってす。
中会会議室で手早く食べて、7時過ぎから中会運営委員会。
30日の臨時中会会議の準備に時間をさく。
牧師たちや中会職員は「中会のこと」も「ミニストリー(聖務)」の一部なんだから、会議の連続に文句を言う筋合いはないが、長老さんたちの勤勉なお働きには頭がさがる。それぞれの教会でも多くの奉仕をこなしている方々だけに。
S長老は、明日は早朝に家を出て出張とのこと。他の長老も、会社での重責が待っている。
議長としては、なるべく早く会議を終わらせようと思うが、意外と細かい点でああだこうだと時間をくったりすることがある。反省反省。でも、今回はわりと早くに終了できて、ほっとする。
帰宅すると激しく疲労('_')
しかも、都議選の結果は、自民党大勝。
おいおい、何を考えているんだ東京都民。
しかし、僕が信頼し、期待している候補者が見事初当選を果たしたことは大きな喜び。
この人は、うちの近くを流れる空堀川で放射線値の測定を独自に行い、高線量が検出されていることをもって行政に対応を迫った人でもある。その行動力を活かして大いに頑張ってほしい。
しかし、自民党幹部のみなさまのニコニコ顔をみると疲労と頭痛が増してくる。
恒例の「ヤベッチFC」鑑賞も取りやめ、さっさと寝室へ。
ここで、ようやくサッカーの話へ。
翌日、ネットで、ナビスコの結果を知る。
やった! 0-2でマリノスの勝利!
同じ勝敗数となった場合には、得失点差の次に、アウェイゴールの数で勝者が決まるので、アウェイでのこの結果は大きい。1週間後、30日後には、日産スタジアムに鹿島を迎えての、セカンドレグ。油断なく、準決勝進出をつかんでほしい。(僕は臨時中会会議があるので、みられないよぉ~。)
さて、本日のタイトルの所以。
一点目となった中村俊輔のフリーキック!
動画はこちら
あるマリノスサポーターの観戦記
この美しい軌跡を見よ!
シュンスケのFKは、「芸術作品」というのにふさわしい。
彼はこの試合の翌日に35歳の誕生日を迎えたという。
まだまだやれる。
代表に呼ばれたって全く不思議じゃないね。
シュンスケは散々たたかれた時期があったけれど、この年齢になって、これだけの高質のプレイを見せて、観客を魅了しているというのは、本当に素晴らしい。
キャプテン・シュンスケをはじめ、中澤、マルキーニョス、ドゥトラといった、ベテランの選手たちの輝きに、心からの敬意を表したい。