メンフィスより |
めぐみ教会ではちょうど礼拝が終わって、皆がわいわいがやがや挨拶を交わしたり、食事の準備を始めたりしているところかな。
木曜から米国テネシー州メンフィスに来ています。例によって、カンバーランド長老教会のミニストリー・カウンセル(運営協議会)とその下にある3つのミニストリー・チームの合同会議です。
僕はミッションズ・ミニストリー・チーム(旧伝道局)のメンバー。
今日は朝8時から夜7時過ぎまでずっと会議や研修。
長い一日でした。
夕食は「ワーキング・サパー」というので、何をやるのかと思っていたら、「私たちのミニストリー(教会の働き)が必要としているリーダーシップとはどういうものか」を学ぶ時でした。
リーダーシップとは、ああやれこうやれと命令したり、自分が全部握りしめてすべてやってしまうことでなく、インフルエンス(影響)を与えることだ、という講師の話。
その話を聴く前には、色粘土が配られて、「自分のシンボルを作ってください」とのこと。自分を象徴するものを粘土でこさえるというもの。
僕は大して深い考えもなしにですが、表から見ると黄色の十字架、裏から見ると紫色のナイフ、というオブジェを作りました。「それは何?」と聞かれて答える、ということになっているのですが、僕の答えは、「これは十字架です。平和な人になりたい。イエス様のように自分を捧げる道を歩みたいという思いをもっています。しかし裏から見ると、ナイフです。鋭利な刃物で人を傷つけることもあります。これもまた自分です」。
同じテーブルの他のメンバーもそれぞれ面白いものを作っていましたねえ。
で、講師の話を聴いたあとに、今度は、「自分がなろうとするリーダーを象徴するものを作ってください」と言われました。
僕は先ほど作った十字架&ナイフをトランスフォーム(変形)して、黄色と紫が混じり合った器を作りました。
そのこころは・・・ これが自分です。いいものも悪いものもまじっています。それを隠さない。そしてそれが、神の恵みを受ける器となる。自分が人をぐいぐい引っ張るというのでなく、器として神の恵みを受けて、それを見た人が、「神様の恵みを受けることができるんだ」と思う。そういうリーダーになりたい。
まったく別の話しになりますが、ホテルの部屋はスイート(寝室と居間が続き間になっている部屋)で、普段使っているホテルよりはちょっと豪華です。コンプリメンタリー(無料の)朝食も、オムレツ各種を目の前で作ってサーブしてくれるもので、フルーツもたくさん揃っていて、かなり豪華。日本のホテルだったら、これは結構な値段になるんだろうな、などと思いながら食べています。
同室は、ボストンのヒスパニック教会から来ているリカルド・フランコ牧師。
10年前にコロンビアからアメリカにやってきて、メンフィス神学校を卒業し、ミルトン・オルティス牧師のあとを継いで、ボストンで牧会しています。
頭脳は明晰、性格は明るく、伝道への情熱熱き、大変魅力的な人物です。
ミッションズ・チームでも、一同を唸らせるような洞察に満ちた発言をしています。
パストラル・ミニストリーのチームリーダーをしているミルトンといい、リカルドといい、コロンビアは優秀な人材を輩出しています。
アジアもがんばらなくっちゃ、という感じですね(^_^.)
こちらに到着した木曜夜には、旧友ベリーが、彼の大好きなメンフィス・レッドバーズの野球の試合に連れていってくれました。彼は、オートゾーンパークで行われるレッドバーズの試合のシーズン・チケットを持っているのです。
BBQナッチョスやホットドックをほおばりながら、のんびりと観戦。楽しい夜でした。
さて、英語漬けの時間もあと一日。
言いたいことの半分、あるいは3分の1ぐらいしか言えず、フラストレーションがたまりますが、まあ普段いかに、日本語のレトリックに頼ってしまって、あまり内容のないことでごまかしているんだ、ということも感じます。
明日は朝8時からのセッションののち、11時からの礼拝をもって終了。
このブログに写真を入れるために、あれこれしていたら、もう10時半。
さて、これから少し、明日のために参考書に目を通さねば。