2011年 04月 22日
日本の説教者 上林順一郎先生 |
昨晩、寝る前にMinistry最新号について書いたのだが、眠かったせいか、いちばん紹介したかったコンテンツについて書き忘れてしまった。
今、そのエントリーに「★シリーズ日本の説教者」に関する僕の感想を(赤字で)書き加えた。
*ここにも書いておきます。
★シリーズ日本の説教者 「上林順一郎」
上林(かんばやし)先生は有名人なので、お名前はしばしば聞いていたし、説教集を読んだことはあったが、実際に語っておられる姿に(DVDではありますが)ふれるのはこれが初めて。
上林先生御自身が、最近の説教力低下の問題について、「他の牧師の説教を聞く機会が少ない」ことをあげておられるが、映像や録音を通してでも、「良い説教をたくさん聴く」のは非常に重要なことだと思う。
それから「完全原稿」を重視する傾向に批判をしておられるのも興味深い。「説教中、説教原稿から一度も目を上げることなく、一度も会衆の顔を見ないで説教し続けるというのは、私には信じられないことです。書かれた説教をただ読むだけならば、それは『語り』ではありませんし、ましてや『騙り』にもなりません。それは『神の言葉』ではなく、『紙の言葉』です」。
えっ、説教は「騙り」なのかよ? と思った人は、本誌を手にとって43頁以下をよく読んでいただきたい。この先生、言葉を使ってポイントに切り込んでいく術に長けておられる。
国定忠治から「任侠」という単語を導き出し、「侠」という漢字の解説から、あっと驚くキリスト論的解釈が出てくる。(説教者の皆さん、これは役に立ちますよ!)
上林先生のインタビューは、読むよりもDVDで見たほうがよい。自分をその場に一緒にいて、先輩牧師の「牧会夜話」を間近に聞いているようだ。若い牧師たちにとって、こういう語りに耳を傾けるのは本当に貴重な経験だと思う。
今、そのエントリーに「★シリーズ日本の説教者」に関する僕の感想を(赤字で)書き加えた。
*ここにも書いておきます。
★シリーズ日本の説教者 「上林順一郎」
上林(かんばやし)先生は有名人なので、お名前はしばしば聞いていたし、説教集を読んだことはあったが、実際に語っておられる姿に(DVDではありますが)ふれるのはこれが初めて。
上林先生御自身が、最近の説教力低下の問題について、「他の牧師の説教を聞く機会が少ない」ことをあげておられるが、映像や録音を通してでも、「良い説教をたくさん聴く」のは非常に重要なことだと思う。
それから「完全原稿」を重視する傾向に批判をしておられるのも興味深い。「説教中、説教原稿から一度も目を上げることなく、一度も会衆の顔を見ないで説教し続けるというのは、私には信じられないことです。書かれた説教をただ読むだけならば、それは『語り』ではありませんし、ましてや『騙り』にもなりません。それは『神の言葉』ではなく、『紙の言葉』です」。
えっ、説教は「騙り」なのかよ? と思った人は、本誌を手にとって43頁以下をよく読んでいただきたい。この先生、言葉を使ってポイントに切り込んでいく術に長けておられる。
国定忠治から「任侠」という単語を導き出し、「侠」という漢字の解説から、あっと驚くキリスト論的解釈が出てくる。(説教者の皆さん、これは役に立ちますよ!)
上林先生のインタビューは、読むよりもDVDで見たほうがよい。自分をその場に一緒にいて、先輩牧師の「牧会夜話」を間近に聞いているようだ。若い牧師たちにとって、こういう語りに耳を傾けるのは本当に貴重な経験だと思う。
by boxy-diary
| 2011-04-22 10:36
| 本・雑誌