2010年 08月 17日
『いのちの山河』 に思わず涙 |
先週の土曜日の午後に、『いのちの山河 ~日本の青空Ⅱ~』の試写会があった。
お盆休みの真っ最中ということもあって、どれだけの人が観に来てくださるかと事務局のTさんも内心では、相当少ない人数を考えておられたようだ。僕も、公民館のホールに椅子を並べる時、口にはださないものの、「空席が目立つと感じ悪いから、少なめにしておくかなあ」という気持ちがあった。
でも、おわってみれば、約85名の方が来てくださり、しかもそのうち48名の方がアンケートに協力してくださったというのだから、嬉しいではないか。
実は、僕はこの映画を観たことがなかったのであるが、東大和・武蔵村山上映実行委員会の共同代表になっていたりする。
無責任と思われそうだが、でも数年前に、平和憲法制定の背景を描いた『日本の青空』の実行委員会に加わって、とても良い経験をしたと思っているし、今回の『Ⅱ』についても、東大和9条の会の先輩がたが別の地域での上映会で見てきて、「これはいい!これをぜひ東大和でもやろう!」と熱意に燃えておられるのである。信頼すべき方々がそう言っておられるのだから間違いないだろう。そう思って引き受けて、試写会前のあいさつまでやっちゃったりしたのである(冷や汗)。
でも、映画を見て「うん、これは確かに観るべき映画だ」と思った。よかった。これなら自信をもって、これからチケットを売れる。
最後のほうでは、まったく予想していなかったのだけれど、思わず涙が・・・・ 。お隣りにすわっていたTさんは前にも見ているというのに、またまた涙で、ハンカチで目頭をおさえている。いやあ、こんなことがあったんだなあ。すばらしいなあ。
ディテールにうるさい小生としては、細部で注文をつけたいところはいろいろある。が、この際、そんなことは取るに足らないことだ。
この映画の意義は、僕が生まれた頃(1960年前後)の岩手県の小さな村で、「命の価値はだれだって同じだ!」と信じ、それを行政に具体化して、乳児死亡率を劇的に低下させたり、老人(65歳以上)の医療費無料を全国に先駆けて行ったりした人物がいた、ということを世に知らしめる、というところにある。
この国には憲法25条というものがあるんだ!
それをまだ国が守れないというなら、まずこの村から始めようじゃないか!
こういう能動的な関わりがあってこそ、憲法というものは活きて働きはじめるのではないだろうか。9条だって、25条だって、同じだ。「なんかそういう立派な条文があるらしいねえ」という受け身の態度ではだめなんだ。それが実現されていないならば、まず自分たちが実現に向けて動き出そうじゃないか、という能動性。
それを、深澤晟雄さんという素晴らしい村長さんに教えられる。
みんなに見てもらいたい映画だが、真っ先に見てほしいのは、「うちは財政規模が小さいから、予算がなくて、人がいなくて」とお嘆きの区長さん、市長さん、県知事さん、お役所で働いておられる方々、そして国会議員の方々、大臣のお歴々。
東大和・武蔵村山での上映は10月11日(月曜)
10時~ / 14時~ / 18時半~ の三回
東大和ハミングホール大ホール
チケットは1200円で発売中。 連絡先 042-563-3261
(僕も少し預かっているので、僕に連絡してくださってもOKです。)
お盆休みの真っ最中ということもあって、どれだけの人が観に来てくださるかと事務局のTさんも内心では、相当少ない人数を考えておられたようだ。僕も、公民館のホールに椅子を並べる時、口にはださないものの、「空席が目立つと感じ悪いから、少なめにしておくかなあ」という気持ちがあった。
でも、おわってみれば、約85名の方が来てくださり、しかもそのうち48名の方がアンケートに協力してくださったというのだから、嬉しいではないか。
実は、僕はこの映画を観たことがなかったのであるが、東大和・武蔵村山上映実行委員会の共同代表になっていたりする。
無責任と思われそうだが、でも数年前に、平和憲法制定の背景を描いた『日本の青空』の実行委員会に加わって、とても良い経験をしたと思っているし、今回の『Ⅱ』についても、東大和9条の会の先輩がたが別の地域での上映会で見てきて、「これはいい!これをぜひ東大和でもやろう!」と熱意に燃えておられるのである。信頼すべき方々がそう言っておられるのだから間違いないだろう。そう思って引き受けて、試写会前のあいさつまでやっちゃったりしたのである(冷や汗)。
でも、映画を見て「うん、これは確かに観るべき映画だ」と思った。よかった。これなら自信をもって、これからチケットを売れる。
最後のほうでは、まったく予想していなかったのだけれど、思わず涙が・・・・ 。お隣りにすわっていたTさんは前にも見ているというのに、またまた涙で、ハンカチで目頭をおさえている。いやあ、こんなことがあったんだなあ。すばらしいなあ。
ディテールにうるさい小生としては、細部で注文をつけたいところはいろいろある。が、この際、そんなことは取るに足らないことだ。
この映画の意義は、僕が生まれた頃(1960年前後)の岩手県の小さな村で、「命の価値はだれだって同じだ!」と信じ、それを行政に具体化して、乳児死亡率を劇的に低下させたり、老人(65歳以上)の医療費無料を全国に先駆けて行ったりした人物がいた、ということを世に知らしめる、というところにある。
この国には憲法25条というものがあるんだ!
それをまだ国が守れないというなら、まずこの村から始めようじゃないか!
こういう能動的な関わりがあってこそ、憲法というものは活きて働きはじめるのではないだろうか。9条だって、25条だって、同じだ。「なんかそういう立派な条文があるらしいねえ」という受け身の態度ではだめなんだ。それが実現されていないならば、まず自分たちが実現に向けて動き出そうじゃないか、という能動性。
それを、深澤晟雄さんという素晴らしい村長さんに教えられる。
みんなに見てもらいたい映画だが、真っ先に見てほしいのは、「うちは財政規模が小さいから、予算がなくて、人がいなくて」とお嘆きの区長さん、市長さん、県知事さん、お役所で働いておられる方々、そして国会議員の方々、大臣のお歴々。
東大和・武蔵村山での上映は10月11日(月曜)
10時~ / 14時~ / 18時半~ の三回
東大和ハミングホール大ホール
チケットは1200円で発売中。 連絡先 042-563-3261
(僕も少し預かっているので、僕に連絡してくださってもOKです。)
by boxy-diary
| 2010-08-17 16:49
| 音楽・映画